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2024.07.04

【東大・京大・医学部・難関大学 現役突破塾 Y-SAPIX】
2025年度から共通テストが新課程対応に 来年度以降の医学部入試に対して どのように準備すればよいか

大学入学共通テスト(以下、共通テスト)4年目となった2024年度入試。医学部の人気は揺るぎない印象だが、2025年度は新課程による入試に移行するため、これまでとは異なる動きが出ることも予想される。今後、医学部を目指す受験生はどのような対策をしていけばよいのか。Y-SAPIX教務部の堅田一郎氏に伺った。

Y-SAPIX教務部 堅田 一郎 氏 Y-SAPIX 教務部
堅田 一郎 氏

――2024年度の医学部入試を振り返り、傾向を教えてください。

 

 

堅田 18歳人口と浪人生の減少に伴い、共通テストの志願者数も減少しましたが、医学部の志願者数は国公立大学前期日程でほぼ横ばい、私立大学では約10%増加しています。そうした状況の下、2025年度からは新課程入試に移行します。これまでの受験生には、入試制度が変更される前年度は手堅い傾向がありましたが、今年度については、共通テストが全体的にやや得点しやすかったことも追い風となり、比較的強気の出願が目立ちました。その一方で私立大学の併願校を増やした受験生が多かったことが私立大学への志願者数の増加につながったと思います。

 

 

――今後の医学部入試はどのように推移すると考えられますか。

 

堅田 従来、医学部は就職状況が芳しくない時期に志願者が増加する傾向がありましたが、近年はそれに関わらず人気が高止まりしています。「医師になりたい」という信念を持つ受験生が増え、共通テストの得点や次年度の入試制度の変更に影響されず、医師を志す気持ちを貫いて出願する傾向が続いていると見られます。来年度から数年間は18歳人口が横ばいで推移することもあり、医学部の競争率が下がることはないと思われます。また、後期日程の募集を取りやめる国公立大学が増加傾向にあるため、前期日程が勝負という傾向がより強くなると考えられます。

 

――来年度以降、合格のポイントとなるのはどんな点でしょうか。

 

堅田 大きな影響が予想されるのは、共通テストの国語で現代文の大問が1題追加され、試験時間が80分から90分に変更されることです。たくさんの情報を処理し、必要なものを拾って答えを導かなくてはならないので、時間配分への対策が鍵になると思われます。2次試験でも課され、合格の鍵となる英語・数学・理科で2次試験でも通用する力がついていれば、共通テストで大きな失敗をすることは少ないと思います。

 

 

――具体的にはどのような学習が必要になるでしょうか。

 

堅田 早い時期からしっかりと基礎を固めていくことが、より重要になってくると思います。Y-SAPIXでは今年度から、医学部現役合格を目指す中学生を対象とする「医学部コース」を新設しました(2024年度は中1生のみ)。英語・数学・リベラル読解論述研究*の3科目をセットで受講していただくことで、総合的な学力を鍛えます。英語と数学では、授業にプラスしてインストラクター(難関大学の現役大学生)の指導の下で課題に取り組む「プログレッシブ・トレーニング(プロトレ)」を実施。さらに、インストラクターが1対1で対応する「個別学習指導ジム」を毎月120分無料で受けられます。生徒の精神面や生活面にも気を配りながら、学習習慣の確立や医師を目指すことへの動機づけを行っていきます。中1のスタートで差をつけることこそ、現役合格への大きなアドバンテージになります。


 現在、国公立大学医学部の募集人員は一般選抜が7割以上ですが、特別選抜(総合型選抜・学校推薦型選抜)を組み合わせて受験する生徒も多くなっています。特別選抜でも共通テストが必要なケースがほとんどなので、Y-SAPIXでは、まずはベースとなる学力を確実につけることを徹底しています。その上で、面接や小論文対策講座もご用意しています。一人一人の状況に応じて手厚くサポートしますので、ぜひY-SAPIXをご活用ください。

*Y-SAPIXオリジナル講座。指定書籍をもとに読解・討論・小論文作成を行う。

 

※本記事は『日経ビジネス 特別版 SUMMER.2024〈メディカルストーリー 教育特集号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

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