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2018.02.19

【私立医学部受験予備校 メデュカパス】学力向上はもちろん社会性、人間性も高める「独自の教育システムを導入」

Top Interview

メデュカパスは、旧両国予備校で長年にわたり医歯系大学受験指導に携わってきたベテラン講師陣が設立した少人数制予備校です。私立医学部に特化した教育により、例年、約7割の生徒が医学部合格を果たしています。その教育システムの特色を、田村和香校長にお聞きしました。

※本記事は『日経メディカル/日経ビジネス/日経トップリーダー 特別版 WINTER.2018年1月〈メディカルストーリー 入試特別号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

「Input-Output方式」と新聞のコラムの転記

─近年の医学部入試で注目される点を解説してください。

田村 東北医科薬科大学、国際医療福祉大学と2年連続で医学部が新設されたほか、定員増を図る医学部が目立ち、医学部全体の定員は増加しています。競争率の緩和を期待されるかもしれませんが、実はその多くが地域枠や特待生枠にあてられており、国立との併願者のターゲットにされています。私立医学部専願者にとってはむしろますます厳しい入試状況になっていると考えた方がいいでしょう。しかも、2017年度の日本医科大学に続いて、2018年度も金沢医科大学と藤田保健衛生大学(来年から藤田医科大学に改称)で後期試験が導入されます。その分、前期試験の定員は削減され、競争率が上昇する可能性が高いのです。
 もう1つ指摘しておきたいのは、面接の重視です。岩手医科大学推せん試験のように、3回の面接を実施するとともに、絵を見せて答えさせたり、課題文を読んで考えさせたりなど、大学ごとに面接の形式にも工夫が凝らされるようになっています。

─それはどのような狙いによるものなのでしょうか。

田村 社会性、人間性に優れた学生を入学させたいという意識の表れでしょう。面接重視の傾向だけでなく、増加している地域枠でも、地域医療に高い志を持つ学生が求められています。こうした医学部入試で問われる資質の変化は、メデュカパスの教育が強みを発揮できる部分でもあると自負しており、むしろ歓迎しています。

─社会性、人間性を高める教育が展開されているということですか。

田村 メデュカパスでは週2回、各80分の「Input-Output方式」という独自の授業を実施しています。4~5名でグループを編成し、生徒が自分で選んだテーマについて解説する授業です。相手に理解してもらうためには、頭の中で整理して分かりやすく伝える必要がありますし、鋭い質問も投げかけられますから、今まで使っていなかった脳の部分を活性化して答えなければなりません。どの角度からの質問にも対応できるように問題を多角的に見る習慣がつき、知識の深化も図れます。自分の考えを簡潔にまとめて伝える中でコミュニケーション能力も発達します。さまざまな意味で、社会性、人間性を高める場になっているわけです。

─新聞のコラムの転記も社会性を育む上で役立ちそうですね。

田村 毎朝、全員が「天声人語」か「春秋」を書き写します。社会問題に関心を持つきっかけになるとともに、内容が難しい場合は教員に質問したり、あるいは昼休みなどに友人と話し合ったりする中で、多様なものの見方があることを体得していきます。それが将来、チーム医療の現場でも、周りの意見を尊重する姿勢につながっていきます。学力の向上だけでなく、そうした将来につながる資質の涵養も大切にしていきたいと、私たちは考えています。

知識を確実に定着させる「3Way feedback方式」

─学力強化の面でも画期的な方式を採用されていますね。

田村 「3Way feedback方式」という学習した内容を確実に定着させる独自の教育システムを取り入れています。まず第1週目は予習して授業に臨み、その日のうちに復習します。授業中は分かったつもりでも、復習すると曖昧なところも出てきますから、その場合は先生に質問して、その日のうちに完全理解をめざします。第2週目は、前週に学習した内容の「確認テスト」を実施します。私立医学部は1科目60分で行われるのが一般的ですが、このテストは50分にして、スピードアップの練習にも役立てています。当日採点して返却しますから、間違えた問題はテキストを見ながら解き直します。さらに第3週目の土曜日午前中、確認テストで間違えた問題のやり直しをします。こうして1つのテーマを3週間かけて完全定着を図ることで、入試本番でも使えるようになるのです。

─知識の定着が最も重要ということですね。

田村 メデュカパスでは選抜試験を行いませんから、偏差値40台で入ってくる生徒もいます。そうした生徒に共通するのは、学校の授業がどんどん進み、知識の積み残しが増えてしまったというケースです。とはいえ、生徒が自分で知識を定着させる勉強方法を考え出すのは困難です。生徒には「3Way feedback方式」に即した勉強を強制しますが、それが知識定着に最も効果的であるという自信を持っています。

─教材の特色も教えてください。

田村 毎年、私立医学部に特化したオリジナルテキストを講師が作成しています。全国の私立医学部30校の入試問題を分析して、最新の入試傾向を反映しています。また、難関医学部10校の予想問題集「対策本」は、全国の進学校に無料配布しており、高校の先生方からも好評です。ネットでも、一部の問題を解説した動画を配信していますから、参考にしてください。

夕食提供と報告書の送付サポート体制も万全

─生徒へのサポート体制の特色も紹介してください。

田村 規則正しい生活習慣、食習慣は脳にとって非常に重要です。メデュカパスは朝9時から夜9時まで校舎で勉強することを義務づけていますが、食事がおろそかになったのでは困ります。そこで、食堂を設け、管理栄養士が作った献立で、調理スタッフが出来立ての夕食を提供しています。5時から7時に30分ずつ指定されたグループごとに食べる形になっています。

─地方の生徒の保護者にとっても安心ですね。

田村 メデュカパスから徒歩5分以内の場所に、男子寮・女子寮が別棟で用意されていることもあって、北海道から沖縄まで、地方出身の生徒が約6割にのぼっています。東京在住の生徒でも、勉強に専念できる環境を求めて入寮を希望するケースも少なくありません。離れて生活していると、保護者はどうしても不安になるでしょうから、事務スタッフが「学習状況報告書」を送付しています。出欠状況や遅刻・早退の有無、確認テストの成績、転記や再テストの提出状況など、生徒の様子をきめ細かく報告しています。それも、時間がたって手遅れになってはいけませんから、毎週報告するように心がけています。万一、生徒が病気になった場合は、必要に応じてスタッフが病院に同行します。少人数制だからこそ可能なサポートであり、保護者にとっても安心材料になっています。


卒業生&講師

強制的に勉強量を確保し定着度を高める指導によって

私立医学部の高い合格率を実現

医学部合格を実現したメデュカパスの卒業生は、独自の教育システムをどのように活用したのでしょうか。数学科の吉良敏宏講師と、OBの佐藤彰彦さん(東邦大学医学部医学科1年)に語り合っていただきました。

12時間の強制拘束体制夕食が貴重な気分転換に

吉良 メデュカパスに通って良かったと感じていることは何ですか。

佐藤 高校卒業後2年間は、大手予備校に通っていました。勉強時間も、夕食を摂る時間も、自分で自由に決められます。計画を立てるのが得意で、自分を律することができる人なら、それでも大丈夫でしょう。けれども私の場合は、日によってスケジュールがバラバラになり、効率良く勉強を進めることができませんでした。メデュカパスに移ったのは、朝9時から夜9時まで強制的に勉強するシステムが魅力的だったからです。メリハリのある生活を送ることによって、勉強時間がしっかり確保されているという安心感が得られました。

吉良 創立当初は、寮がなかったこともあって、夕食を食べに行ってそのまま帰宅する生徒が少なくありませんでした。それでは医学部に合格できるだけの勉強量を確保できません。そこで、寮と食堂を完備し、1日12時間強制的に拘束して勉強させるシステムを導入しました。その効果は大きく、飛躍的に合格率がアップしています。

佐藤 12時間強制拘束体制といっても、息苦しさを感じることはありませんでした。決められた時間にグループで食べる夕食が貴重な気分転換の場になっていたからです。地方出身者が約6割を占めているため、いろんな県の習慣や学校行事の話を聞き、盛り上がっていました。通学生も一緒に夕食を楽しむのですが、出身高校が偏っていないので、特定の高校出身者で排他的なグループが作られることもありません。クラスも科目ごとに異なり、常に違うメンバーと授業を受けていることもあって、誰とでも気軽に話ができる心地よい環境でした。

吉良 それも大きな特徴です。多くの予備校では、コースが決まれば、そのコースの全員が、全科目同じ授業を受けます。当然、一人ひとり得意科目、苦手科目は異なりますから、科目によって、難しすぎる場合もあれば、逆に物足りない場合も出てきます。メデュカパスでは、科目ごとにレベル別でクラス分けしています。数学はさらに「数学I・A・Ⅱ・B」と「数学Ⅲ」それぞれでクラス分けします。常に自分の実力に合った内容の授業が受けられるわけです。もちろん、テストや模試の成績などを見ながら、生徒ともよく話し合った上で、随時クラス変更を可能にしています。

佐藤 私は生物が得意で、トップのクラスにいたのですが、苦手分野の基礎を固め直したいと思い、あえて下のクラスへの移動を申し出ました。テストの成績だけで単純に割り振るのではなく、そうした生徒の要望にも、柔軟に対応してくださいました。

苦手克服のチャンスになる「Input-Output方式」

吉良 印象に残っている授業はありますか。

佐藤 やはりメデュカパス特有の授業である「Input-Output方式」が効果的でした。週2回、80分、自分でテーマを決めて、3~4名の生徒の前で解説するのですが、私はあえて苦手な英文法を取り上げるようにしていました。苦手分野の勉強はどうしても後回しになりがちですが、他の生徒に教えるとなれば、しっかり勉強する必要があり、自分に気合を入れられると考えたからです。質問されたときに、きちんと答えられないようでは恥ずかしいので、この授業の準備をする中で、どんどん理解が深まっていきました。他の生徒が疑問に感じることは、私にとっても曖昧な部分であり、そこまで教えられるようになれば、完全な理解につながっていきます。苦手克服の絶好のチャンスになったと思います。

吉良 教員の講義を聞くだけでは脳の一部分しか使われていません。自分で教えることによって、脳の別の部分が活性化される意義は大きく、この方式を導入してから合格率が大幅にアップしています。佐藤さんが紹介してくれたように、できるだけ苦手な科目・分野を取り上げるように推奨していますが、強制ではありません。グループ内で話し合って、テーマを決めています。それがコミュニケーション力の向上にも役立ちます。自分が苦手にしている分野を克服するために、グループの中で得意な生徒に解説を依頼するケースもあるようです。それぞれのグループで工夫して、多様な活用が図られることを期待しています。

確認テストをやり直し定着度を高める

佐藤 授業が終わった後は、確認テストを核として勉強を進めました。1日1科目、50分で行われるテストです。その日の授業で学んだことを復習した上で、確認テストで間違えた問題を解き直し、翌日の確認テストの準備をするのが日課でした。

吉良 確認テストでは、前週に勉強した内容から出題します。さらに翌週土曜日の午前中、少し記憶が薄れかけたときに確認テストをやり直し、本当に理解できているかチェックします。こうして同じ内容を3回繰り返すことが、定着度を高めるのです。

佐藤 私立医学部の試験時間は60分のところが多いのですが、確認テストは同様の分量・レベルの問題を50分で解きます。スピードアップのトレーニングにもなりました。私立医学部は問題数が多いので、このトレーニングは不可欠なのです。解く速さに自信がついたため、本番入試でも落ち着いて取り組むことができました。しかも、確認テストは授業で扱った問題を数字だけ変えたような単純な類似問題ではありません。少し異なる形式で出題されます。丸暗記では対応できず、本質まで理解しておく必要があるのです。そうした歯ごたえのある問題を解く中で、解法の引き出しが増えていく手応えを感じていました。

吉良 授業では、私立医学部特有の問題を網羅したオリジナルテキストを使用しています。旧両国予備校時代から蓄積されてきた私立医学部頻出問題をもとにして、毎年、すべての医学部の入試問題を詳細に分析して、新傾向問題を加えて改良しています。ですから、毎年のように、類似問題が出たという声が聞かれます。また、首都圏の私立医学部人気校10校について、英語、数学、理科3科目の予想問題集「対策本」も作成しています。こちらも的中率が高いと評判です。

佐藤 オリジナルテキストは本当に秀逸です。個人的に過去問で特別な対策を立てなくても、授業を受けているだけで、受験校の出題傾向が把握できました。

少人数制だから可能なきめ細かな指導

佐藤 先生方の親身の指導にも感謝しています。私は高校卒業後3年目だったこともあって、12月頃になって「合格できるのだろうか」と不安になってしまいました。そんなとき、校長先生に相談すると、過去の生徒が成功した事例を具体的にアドバイスしていただき、とても参考になりました。温かい励ましの言葉で心が軽くなったことを覚えています。各科目の先生方の面倒見も抜群で、数学が苦手だった私は、吉良先生に志望校の類似問題を作ってもらったこともあります。

吉良 メデュカパスが少人数制だからこそ可能な指導でもあります。私たち教員も、一人ひとりに目を行き届かせ、個別の指導にもきめ細かく応じるように心がけています。


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TEL. 03-5229-7088


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