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2016.08.06

【私立医学部受験予備校 メデュカパス】独自のシステムが威力を発揮

メデュカパス校長 田村 和香

旧両国予備校で長年にわたり、医歯系大受験指導に携わってきたベテラン講師陣が設立した少人数制予備校が「メデュカパス」。私立医学部に特化した独自の教育システムにより、毎年、全在校生の7割が合格を果たしています。同校の指導の特色を田村和香校長にお聞きしました。

※本記事は『日経メディカル/日経ビジネス/日経トップリーダー 特別版 WINTER.2017年1月〈メディカルストーリー 入試特別号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

3週間かけて1つのテーマを定着させる

─「3Way Feedback方式」という独自の教育システムを導入されています。

田村 以前から実施していた教育システムですが、生徒や保護者の方々に、より特色をイメージしてもらいやすくするために、今年度、命名しました。3つの段階を踏んで、学んだ知識の完全定着を図る方式です。
 FeedbackⅠ(自律的Feedback)は、入校時にクラス分けテストを行い、各自のレベルに合ったクラスで授業を受けます。予習を必須にしていますが、全問解答しなくてもかまいません。現時点で自分はどこまで分かっているのか、明確にしてから授業に臨むことが予習の目的です。理解が不足している部分は授業でしっかり聞いて、授業後に復習し、分からない部分は先生に質問して、疑問を解消します。この予習→授業→復習の流れを確実に消化させるために、朝9時から夜9時までメデュカパスにいることを義務づけています。

 FeedbackⅡ(客体的Feedback)として、翌週に、前週の授業で学んだ内容の「確認テスト」を実施します。1日1教科、50分のテストです。私立医学部の試験時間は60分が主流ですが、同様の分量の問題に50分で取り組むことで、解くスピードも鍛えられます。「確認テスト」は、当日採点して返却し、間違えた問題を復習して、よく分かっていない部分は再度先生に質問します。クラス別に「確認テスト」の成績上位3名を掲示しており、生徒の励みにもしています。
 FeedbackⅢ(主体的Feedback)は、さらに次の週の土曜日午前中、間違えていた問題をすべてやり直す勉強です。こうして、1つのテーマを3週間かけて完全に定着させるようにしているわけです。

教えたことは忘れない大学入学後も大いに役立つ

─もう1つ独自の教育システム「Input-Output方式」があります。

田村 週2回、80分の授業です。3~4名のグループを編成し、生徒が自分で選んだ問題の解き方を交代で発表します。事前に取り上げる問題を明示し、他の生徒も予習してから臨みます。先生から教わる受け身の形の脳は十分に発達していても、人に教えるとなると、異なる部分の脳が刺激されます。知識を頭の中でコンパクトに整理する力に関わる脳が開発されるのです。しかも、グループは多様な能力、性格の生徒が混在するように配慮しています。よく理解できない生徒には分かりやすい言葉で丁寧に伝えることが大切で、コミュニケーション能力が高まります。逆に、優秀な生徒からは鋭い質問が飛び、それにもよく考えて的確に対応しなければなりません。今まで使っていなかった脳が活性化される効果は大きいのです。

─入試の面接、グループ討論などでも役立ちそうです。

田村 もちろんです。グループ討論では、コミュニケーション能力と同時に、協調性がチェックされます。将来、チーム医療に携わる医師にとって不可欠だからです。「Input-Output方式」の授業を通して、多様な考え方を受け入れる姿勢が養われているメデュカパスの生徒は強みを発揮できるでしょう。また、毎朝、全員が朝日新聞の「天声人語」、日本経済新聞の「春秋」を読み、書き写すことにしています。当日の話題について友人同士で話し合う姿が見られ、多様な価値観を受け入れる態度にもつながっています。
 さらに、医学部ではディスカッション、プレゼンテーションなどのアクティブ・ラーニングが豊富です。大学関係者からは、メデュカパスの卒業生は真っ先に手をあげて、プレゼンテーションに積極的で頼もしいという声が聞かれます。入学後も、日常的に周りの学生に教えることが多いようで、教えた知識は忘れませんから、各大学でトップクラスの成績を収め、国家試験でも余裕で合格しているOB・OGが多いですね。

入試問題の新傾向を分析し教材に反映させる

─教材についてもご紹介ください。

田村 長年、医学部受験に携わってきたベテラン専任講師が、オリジナルテキストと、難関11大学を対象とした予想問題集を作成しています。毎年の入試問題を詳細に研究し、新傾向問題を含めて改訂しています。

─医学部で、入試問題の傾向が変わることはあるのですか。

田村 はい。たとえば英語では、医学論文を素材に使うケースが増えています。コミュニケーション能力の重視を受けて、会話文やメールの英文などもよく見られます。いずれも高校までの授業では慣れていない形式ですから、特別な対策が必要です。メデュカパスでは、そうした入試問題の傾向をしっかり研究・分析し、オリジナルテキストや予想問題集に反映させています。ただし、英語では前期はオーソドックスな英文講読を積みます。一般的な英文解釈力を身につけることが先決だからです。その上で、私立医学部の出題傾向に則した独特の英文に、徹底的に触れることができるところに、強みがあると考えています。

規則正しい生活と食事も学習向上の一環と位置づける

─卒業生からは「面倒見の良さも魅力」という声が聞かれます。

田村 メデュカパスでは、規則正しい食事と生活リズムの確立を、学力向上の一環と位置づけています。朝9時から夜9時まで強制的に勉強させますが、夕食は30分間、時間を決めてみんなで食べます。管理栄養士が献立を作り、毎月、その献立表を家庭にも送付しています。そのほか、各家庭には、毎週、「学習報告書」を送っています。

─家庭への「学習報告書」はどんな内容なのですか。

田村 出欠、遅刻・早退などの状況や、「天声人語」「春秋」の書き写しやテストのやり直しといった提出物の提出状況などです。「確認テスト」の成績も含まれており、平均点よりも10点以上低い場合は赤点で表示されます。
 そのほか、寮生が病気になったときは、スタッフが病院に同行します。インフルエンザが流行する時期には、毎日検温をして、手の消毒も徹底します。病気で登校できない生徒には、その日の授業のプリントを渡し、お弁当も届けます。少人数制なので、一人ひとりの状態もよく把握しており、落ち込んでいる様子のときはすぐに声をかけますから、深刻な精神状態に陥るケースはまずありません。厳しい受験勉強を乗り切ってもらうためには、学習面の指導だけをしていればいいわけではありません。こうした手厚いサポート体制で、生活面も整えることが、精神的な安定を生み、勉強への意欲を高めるという信念を持っています。


卒業生対談

私立医学部に特化した授業と繰り返し定着を図るシステムが

高い合格実績につながる

毎日の「確認テスト」で完全定着を図る

吉良 メデュカパスで印象に残っていることを聞かせてください。

大原 「分かったつもり」と「実際に解ける」との間には、かなり大きなギャップがあります。ですから、受験勉強では、「やりっ放し」にせず、授業で学んだことを確実に消化することが大切です。けれども、単に自分で復習するだけでは、どの程度定着したのか分からず、不安なものです。メデュカパスは、学んだことをしっかり定着させるシステムを導入しており、その不安を払拭することができました。毎日、「確認テスト」があり、間違えた問題はもう一度自分で考えて、それでも分からない場合はすぐに先生に質問し、ときには先生に出してもらった類似問題を解きます。そうやって、同様の問題なら完璧に解けるレベルまで仕上げていくわけです。学んだ内容が確実に定着していく手応えが得られました。

吉良 「確認テスト」は、月曜日から金曜日まで、授業終了後の50分間(1日1教科)実施しています。前週の授業で学んだ内容を出題し、本当に理解できているかをチェックするテストです。さらに、記憶が薄れかけた翌週土曜日の午前中に、「確認テスト」で間違えた問題をやり直す時間も設けています。

面接や入学後にも役立つ「Input-Output方式」

大原 「Input-Output方式」の授業も楽しみにしていました。私は模試などで間違えた問題や、自分が苦手な単元の問題を取り上げていました。

吉良 3~4名の生徒の前で解法を発表する授業ですから、得意な単元を取り上げる生徒が多いわけですが、あえて苦手な単元を選んだ理由は何ですか。

大原 苦手な単元の勉強は避けようとしがちです。「Input-Output方式」の授業で発表すれば、否応なく勉強することになると考えたのです。私の説明が曖昧になると、他の得意な生徒からフォローしてもらうこともあり、考え方の幅が広がりました。

吉良 他の生徒に教えることで、脳の別の部分が活性化し、理解が進む効果があります。また、2次試験の面接やグループ討論にも役立ちます。話すのが苦手だった生徒が、年間50回近く、他の生徒の前で発表する経験を通して、的確に受け答えできるようになったという声が聞かれます。

大原 私も、人前で話すのが極端に苦手なタイプでした。昭和大学医学部の面接は、目の前に3~4名の面接官が並び、相当な圧迫感があります。現役のときは、まったく話すことができず、落ち込みました。1浪後は「Input-Output方式」の授業のおかげで、自分の考えがきちんと言えるようになり、とても大きな効果だと感じています。さらに、入学後も役立っています。医学部ではアクティブ・ラーニングの授業が豊富だからです。たとえば昭和大学では、将来のチーム医療に向けて、歯学部、看護学部との合同PBLが行われます。初対面の学生といきなりディスカッションするのですが、そんなときも臆せず自分の意見が言えるようになっています。

確認テストで出題された問題が入試で的中

大原 オリジナルテキストで学んだことも良かったと思います。市販の参考書・問題集は、一般的な学力を高める意味はあるでしょうが、正直なところ、私立医学部では出題されないような問題が中心です。同じ医学部でも、国立と私立では出題形式がまったく異なります。国立は記述式主体で、じっくり考える力が求められるのに対して、私立は短時間で大量の問題を解く必要があり、解くスピードが勝負の分かれ目なのです。私立医学部に特化したオリジナルテキストで、速く解く力を高めたことが、合格につながりました。

吉良 オール記述式の国立医学部なら、1問に30分かけてもいいのですが、私立医学部では、問題を見て、瞬時に最適な解法を選択しなければなりません。メデュカパスでは、夏以降、オリジナルテキストや過去問を用いて、最も効率的な解法のテクニックを教えます。ただし、前期の授業ではまず、標準的、模範的な解法を習得させます。それが身についていない段階で、テクニックに走っても通用しないからです。きちんとした実力を備えた上で、最適な解法を選択できる力を養っています。

大原 迅速に解く方法を教えてもらったおかげで、余裕が生まれ、昭和大学の入試の数学では、5分前に全問解き終えて、見直しの時間を作ることができました。しかも、大問丸々1題、「確認テスト」とほぼ同様の問題が出題され、ラッキーでした。

吉良 かなり難しく、差がつきやすい問題でしたから、有利だったと思います。手前味噌になりますが、オリジナルテキストは、旧両国予備校時代から蓄積されてきた頻出問題をベースに、毎年、新傾向の問題を加味して改良していますから、入試本番で類似問題が出題されることが少なくありません。

面倒見の良さが魅力寮や食堂も完備

大原 アットホームな雰囲気で、とても面倒見が良いことも、メデュカパスの魅力です。私はネガティブな性格で、入試本番が近づいた頃、「まだこんな問題も解けない」と、焦りが高じて、精神的に辛くなり、勉強に手がつかなくなることも多々ありました。そんなとき、田村校長先生に、泣きながら気持ちを聞いてもらい、慰めていただきました。「あなたなら、きっと受かるわ」と、前向きな言葉をかけてもらい、すっと心が落ち着きました。

吉良 生徒のほぼ半数は女子ですが、悩んだときに相談しやすい女性校長の存在は大きなものがあるようです。

大原 つい根をつめて勉強しがちになりますが、毎日30分間、食堂で仲間と一緒に夕食を摂る時間が決められていたのも、いい気分転換になりました。仲間とちょっとした会話を楽しむことで、ぎすぎすせずに受験勉強を乗り切ることができました。

吉良 実は創立当初、寮がなかったこともあって、7時前後に夕食を食べに行って、そのまま帰宅する生徒が数多く見られました。それでは医学部に合格できるだけの勉強量は確保できません。そこで、朝9時から夜9時まで強制的に勉強してもらうために、寮や食堂を整備したのです。その効果は大きく、合格率が飛躍的にアップしています。

大原 私は体力に自信がなかったので、校舎から徒歩すぐの距離にある男女別の寮に入りました。それによって、通学時間帯のラッシュで疲れることが避けられ、体調を崩すこともなく、1年間皆勤できました。夜9時まで強制的に勉強を課されるのは大変ではなかったかと、よく聞かれますが、逆に安心感が得られました。何よりも、分からないところはすぐに先生に質問でき、その日のうちに疑問が解消できる環境がありがたかったですね。

吉良 最後に、これから医学部をめざす後輩へのアドバイスをお願いします。

大原 受験勉強の1年間は長く、挫折しそうになることもあるかもしれません。私自身そうでした。けれども、自分とメデュカパスの教育システムを信じて、最後まで頑張り抜いてほしいと思います。たとえ模試の判定が悪くても、粘り強く勉強を続けていけば、必ず良い結果に結実します。

吉良 11月の最後の模試で判定が良くなくても、その後の数カ月で大幅に伸びる生徒もたくさんいます。自分とメデュカパス、片方だけではなく、両方を信じ切ることができれば、必ず合格は勝ち取れます。


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