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2018.04.24

医師の数、10年後に充足。医学部定員減少の動きも・・・・厚生労働省

 厚生労働省の医師需給分科会(座長:片峰 茂 長崎大学前学長)は、医師の総数が2028年頃に約35万人となり、医師の需要と供給のバランスが均衡するとの推計を公表した。
 

 高齢化によりここ数年は医師の需要は増大するものの、今後急激に進む人口減により将来的には需要の減少が見込まれる。逆に医師の供給は2008年から始まった医学部定員増により、しばらくは増加傾向が続く。そのため、2028年を境に、医師の需給バランスが逆転すると指摘している。この推計は需要推計として、将来の患者数やベット数、医師の男女別・年齢別労働時間等を基に推計。供給推計としては今後の医学部定員を2018年度の定員9,419人として算出した。
 

 この推計での医師数は2016年の31万4, 734人から、2028年には34万9, 433人に、その後2040年には37万1, 312人に達し、供給が需要を3万5, 000人上回るという。
 

 こうした医師の過剰予測を受けて、厚労省では、今後の医学部入学定員について、2020、2021年までは現状の9, 419人を維持するものの、2022年以降は入学定員を減らす方向で検討を進めるという。

 

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