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2018.02.19

【私立医学部受験予備校 富士学院】生徒一人ひとりを一丸となって応援する意識が全教職員に浸透しています

現在全国に6校舎の直営校を擁し、医学部受験指導に定評のある富士学院が、2016年に満を持して東京校を開設しました。初年度から医学部専願の在籍者29名のうち実数で16名が合格。選抜制をとらずに合格率55%を達成。大きな注目を集めています。どのような独自の教育が高い合格実績につながったのでしょうか。東京校の5名の先生方に語り合っていただきました。

※本記事は『日経メディカル/日経ビジネス/日経トップリーダー 特別版 WINTER.2018年1月〈メディカルストーリー 入試特別号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

生徒と講師の距離が近く 学力、生活両面を見守る

古田 東京校は開設初年度から、医学部入試で高い合格実績をあげることができました。これは生徒一人ひとりを、全教職員が一丸となって応援するという富士学院の教育理念が、威力を発揮したと確信しています。私はこれまで大手予備校の大教室の授業や、ラジオ英語講座などを担当してきました。いずれも生徒の顔が全く見えませんでした。それに対して、富士学院のクラス授業は1クラス8名以下の少人数制で、科目ごとに学力別で編成されています。そのほか個別指導にも携わります。常に学力面だけでなく生活面でも生徒の顔が見える状態で、個々の相談にきめ細かく応じる中で、緊密な人間関係が築かれていきます。それが初年度からの圧倒的な実績につながったのでしょう。

北村 同感です。私も約15年間、大手予備校で教えましたが、マイクを持って行うマスプロ授業が中心でした。それも1つの授業スタイルだとは思いますが、常に教えきれていないという感覚を抱いていました。教壇の高い位置からでも、理解できず不安そうにしている生徒の顔がたくさん見えたからです。もちろん、質問は受け付けますが、講師室で待つだけで、生徒が自主的に来てくれなければフォローできません。少人数制の富士学院に移り、講師と生徒の距離が近いことから、生徒もどんどん質問に来ますし、私の方からも、授業中に納得していない顔をしていたと感じたら、声をかけて個別に教えるようにしています。生徒一人ひとりについて、どこが弱点で、どう対策を立てる必要があるのか、きちんと把握しているからできる指導であり、大手予備校ではけっして真似できないことです。私自身が充実した日々を送っていると感じています。

チーム指導体制で個々に最適な勉強の方向性を提示

山中 他の予備校の中にはスタンドプレイが得意な人気講師もいます。けれども、そういう講師に多いのは、上から目線で、素晴らしい内容を教えたのだから、それが理解できるかどうかは生徒の責任だといった感覚です。富士学院の講師には、生徒の目線に立ち、それぞれの生徒に必要なことを、分かるまで教えるという意識が浸透しています。その意識があるだけで、授業のやり方は違ってくるのです。

相澤 採用面接や講師会のときに、学院長から富士学院の教育理念が語られました。理念の1つが「生徒の自覚を促す」ことであり、そのためには「生徒の良き手本となるように、教職員自身が自覚を持ち、成長を続ける努力をすることが大切になる」といわれたことを鮮明に記憶しています。身が引き締まる思いでした。他の予備校では、講師に求められるのは授業だけです。生徒に寄り添い、生徒のためになることならば、何でもどこまでも対応する富士学院は、予備校の究極の理想形だと思います。

輿水 私は都立高校の教員を定年退職になり、いくつかの予備校から声をかけていただきました。他の予備校ではビジネスライクな話に終始したのですが、富士学院の学院長からは「学力だけを高めればいいわけではない。人間性を育む場でありたい」という熱い思いが語られたのです。共感を覚えるとともに、これまで都立高校の教員として大切にしてきたスタンスが生かせると感じました。

古田 「生徒のために全教職員が一丸となって応援する」理念を具現化するのが「チーム指導体制」です。富士学院では、生徒一人ひとりに、担任、各科目の講師陣、職員がチームを編成して指導を行います。年3~4回、チームのメンバーが集まるチーム会議も開催しています。

輿水 チーム会議には生徒も出席します。一緒に現在の成績状況をチェックし、生徒に自身の課題や悩んでいることを語ってもらい、チーム全員で共有します。その上で、何が不足しているのかを検討し、その後の勉強の方向性を決めます。生徒も一緒に考えることで、納得して頑張ろうという意欲が高まる効果は絶大です。

相澤 チーム会議で、これだけ数多くの教職員が自分を見守ってくれているという安心感も得られるようです。今後やるべき勉強が明確になるとともに、それをチームの教職員全員が共有していますから、講師によって異なる指示が出されることもありません。迷いなく勉強を進めることができます。

北村 入試は最終的に総合点の勝負であり、一部の教科の学力だけを伸ばしても合格点はとれません。チーム会議では、たとえば数学に弱点があると分かった生徒には、一定期間、私が担当する現代文や小論文の課題を控え、数学の勉強に集中させることもあります。また、現代文は考え方、解き方のパターンを早めに確立させさえすれば、その後は文章感覚を鈍らせないための演習を行う程度で対応できます。ですから前期に集中的に授業を実施できれば、後期は少なめの授業数でも十分です。チーム会議で、そうした科目ごとの特性を他の講師と共有することで、前期は現代文の授業数をやや多めにして、早めに仕上げ、その分、後期は医学部入試で最重要科目になる英語、数学を重点的に勉強するなど、フレキシビリティーな科目配置を実現しています。生徒にとって必要ならば、いくらでも柔軟に対応できる体制は、他の予備校では考えられないことです。こうした科目間の連携によって、最も効率よく学力を伸ばせることが、チーム指導体制の強みだと感じています。

クラス授業と個別指導ベストの組み合わせを選択

輿水 富士ゼミにはクラス授業と個別指導の2つの形態があり、いずれか一方だけを受けるのも可能ですし、科目ごとに柔軟に組み合わせることもできます。クラス授業を受ける中で、理解不足を感じたら、個別指導に切り換えたり、補講授業を受けたりと多様な選択肢があることは大きなメリットだと思います。

相澤 チーム会議で、生徒にこの苦手分野に関しては個別指導を受けた方がいいのではないかとアドバイスすることもあります。それを一人の講師の考えだけでなく、チーム全員で検討し、吟味することで、ベストの勉強方法を進められます。

山中 生徒によって性格、タイプは異なり、苦手分野だからといって、すべて個別指導が適しているわけでもありません。クラス授業ならではのメリットもあり、あえてクラス授業を勧める場合もあります。たとえば数学の図形の問題では、空間認識をしながら、計算して、ミスをチェックするなど、多様な思考を同時進行で巡らす力が求められます。そんな複雑な思考は、個別指導では、着実に伸びるものの、自分のペースでゆっくりとしか高まらないケースも見られます。それに対して、クラス授業では、周りのライバルに刺激されて、速く解こうとか、もっと深く考えなければならないという意識が生まれる効果が大きいのです。自分とは異なる友人の解き方を聞くことで、問題により多角的にアプローチできる力も高まります。さらに、数学が苦手な生徒は、問題を見て、ちょっと考えただけで、絶対分からないとあきらめてしまうこともあります。個別指導ではそこですぐに講師からヒントが与えられるわけですが、クラス授業ではそうはいきません。友人が取り組んでいる姿を見て、自分もあきらめずに頑張れば解けるかもしれないと思える環境は、とても貴重なものなのです。

1教科を1人の講師が担当個別プリントも配布

山中 大手予備校で教えていた頃は、数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲそれぞれで異なる講師が担当することが少なくありませんでした。そのため、教える順番が前後することがあります。生徒にとっても、同じ数学なのに、講師によって教え方が違えば、戸惑いが生まれてしまいます。富士学院では、クラスごとに、同じ教科は最初から最後まで1人の講師が担当する体制になっており、体系的に教えることができます。ずっと同じ生徒を担当しているので、一人ひとりの状況もきめ細かく把握できます。余裕で理解できている生徒には発展的な問題のプリントを渡し、苦手にしている生徒には、私が「リハビリテスト」と呼んでいる、基礎的な内容まで立ち戻って勉強させるプリントを配布しています。一律の指導に陥らず、生徒個々に必要な勉強を提供できるのも、少人数制の上に、同じ科目の授業を1人の講師が責任を持つ体制になっている富士学院の強みだと思います。

北村 とくに、私が担当する小論文では、なぜうまく文章を構成することができないのか、どのような知識が不足しているのか、一人ひとり要因が異なります。大手予備校で、質疑応答だけで対応するのは限界を感じていたのですが、富士学院では「教えすぎるぐらいの講師になってください」といわれ(笑)、一人ひとりの答案を回収して添削し、夜間などに個別に指導しています。

山中 夜10時まで行われる夜間学習も一律ではありません。週テストなどで理解が不足している生徒は集めて補習授業を実施します。ある程度実力がついた生徒は、個々に最適な課題プリントを与えて、自分の力で解き、添削指導を受けます。さらに、自習をして、分からないところを講師に質問する形式の勉強を進めることもできます。ただし、どの勉強方法をとるかは、生徒任せにはしません。先ほどのチーム会議で、生徒とよく話し合って、ベストの方法を選択させています。講師は夜10時まで当番制で待機しているのですが、生徒は驚くほど積極的に質問に訪れます。講師との距離が近いからそうなるのでしょうが、こうした能動的に勉強しようとする姿勢が、合格実績に結実したと考えています。

男女別寮と専用食堂を設置生活面のサポートも万全

北村 もう1つ強調しておきたいのは、ほとんどの予備校では、予備校の都合で授業のスケジュールが組まれていることです。文系、理系、医学部すべてのコースが同じように4月中旬にスタートし、冬期講習が終わったら、その後の勉強は生徒任せです。それに対して富士学院は、4月初頭から早めに授業を開始し、冬期講習後も、入試本番前日まで指導を続けます。生徒本位で、最後まで一貫して応援を続ける姿勢が徹底しているわけです。

相澤 予備校にはめずらしくOB会も組織されており、すでに約480名が所属しています。医学部に入学した生徒が顔を見せてくれることも少なくありません。私自身には、大学入学後、通った予備校に遊びに行く感覚はまったくありませんでしたし、友人から聞いたこともありません(笑)。それだけ富士学院で学んだことがいい思い出になっているのでしょう。

輿水 信州大学医学部に入学した生徒から、信州名産のリンゴが送られてきたこともありましたね(笑)。

古田 いい思い出になっているのは、生徒同士の温かな人間関係が築かれていることも影響していると思います。富士学院は生活面のサポートも万全で、男女別の寮や専用食堂が完備されています。専用食堂は通学生も利用可能で、和気あいあいと食事を楽しんでいる姿がよく見られます。いい意味でのライバルとして切磋琢磨する関係であると同時に、一緒に受験勉強を乗り越える仲間でもある感じです。

大学入試改革にも柔軟に対応できる体制

古田 ところで、2020年度から大規模な大学入試改革が行われることになっています。とくに英語の入試システムは大幅に変化します。早くも国公立大学では改革の主旨を踏まえた出題が見られます。たとえば一橋大学などでは、特定のテーマを提示して、賛成、反対の立場を明確にした上で、自分の意見をエッセイにまとめる問題が出されました。配点も高めになっています。医学部でも今後、同様に思考力や文章構成力が重視される問題が増える可能性が高く、しっかり対策を立てる必要があります。富士学院は、私たち講師から授業内容の改善を提案すると、柔軟に検討してくれる土壌があります。すでにオールイングリッシュの授業を導入するなど、英語の4技能を総合的に高める授業改革も進められています。これからも、大学入試の変化を敏感にキャッチして、着実に対応していきたいと考えています。


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