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2020.02.17

【医学部受験予備校 メディカ|教育座談会】徹底した復習で一次試験に備え面接や小論文も手厚くサポート

医学部受験専門予備校として、高い合格実績を誇るメディカ。“1年で合格する”という強い決意のもと、毎日実施される復習テストで確実な知識定着を図ると同時に、年間通して実施される面接・小論文指導で二次試験突破力も育成している。メディカで大きく力を伸ばして医学部に進んだ3人を迎え、亀井孝祥メディカ代表とともに、どのような指導が役立ったのか振り返っていただいた。

苦手科目を克服して 医学部に到達したい

亀井最初に、皆さんが、なぜメディカを選ばれたのか教えてください。

山下祖母の死をきっかけに医師を志しましたが、数学が本当に苦手で、三浪が決まったとき、両親が数学に強い予備校として探してきてくれたのがメディカでした。亀井先生の指導が自分にぴったり合っていたことから、最後の予備校としてここに決めました。

中村国際医療に携わる医師になりたいと決心したのが高3の中頃でした。ただ、成績は300人中250番くらいで、現役では全く間に合いませんでした。医学部受験に対する知識がほぼゼロだったため、いろいろ調べた結果、医学部受験の情報が豊富で、復習重点で力を養い、切磋琢磨できる仲間もいる少人数指導のメディカが最適だと思ったのです。

杉本医療研究に興味を持ったことから医師を目指すことにしたのですが、化学がかなり苦手でした。メディカには化学の授業が多めのコースがあると知り、体験授業を受けたところ、教え方が自分に合っていると思い、入学を決めました。

亀井通常授業に、数学と化学を年間100時間プラスした「特訓クラス」のことですね。数学が苦手な人は化学も苦手になりやすいことから設定しています。

受講生の個性に合わせ
最適な指導を提供

中村亀井先生には、何から何まで本当にお世話になりましたが、とくに数学では、定義や定理をすべてノートに書き、さらにその証明も自分で書き、毎日それを読み返す勉強法を勧められました。その通りすると、本当に成績が伸びていきました。

亀井教科書をしっかり読み、定義・定理・公式を書き出して、その証明も含めて理解していくという基本的な勉強法です。読むだけでは覚えられないため、とにかく紙に書くのです。書いて、真似て、理解して、覚えてしまうことを勧めています。

杉本数学は、医学部入試だと壁を感じる状況でしたが、そもそも苦手ではなかったので、亀井先生の授業を受けていれば大丈夫だろうと思っていました(笑)。

亀井杉本君は勘で解くタイプで、答は出るのに、そこに至る説明が曖昧でした。そこで、毎回、答案を組み立てていくプロセスを、きめ細かくコーチングしていました。

山下私は、杉本君とは真逆で、センスがないところからスタートしたため(笑)、毎日の復習テストという小さな目標に向かって繰り返しテキストにあたりました。復習テストを勉強のペースメーカーにできたおかげで、順調に成績を伸ばすことができました。

個別専門からメディカに移り合格山下 博美 さん(埼玉医科大学4年)

合格実績と相関する
復習テストの成績

亀井復習テストは、2週間前の授業内容を理解しているかどうかを確かめるテストです。山下さんの場合は、前年度に個別指導の予備校に通っていたこともあり、インプットはある程度あったのですが、限られた時間内にアウトプットする力が足りないと感じていました。ですから、まずは、毎日の復習テストで結果を出し、そこで成功体験を積み重ねて自信を持ってもらおうとしました。

山下復習テストですから、満点を取って当たり前です。制限時間内に計算ミスをしないようにと思うため、いつも緊張しながら復習テストを受けていました。しかし、その練習の積み重ねが本番での結果につながったと思っています。

亀井入学時の基礎力診断テストで点数の高い生徒よりも、日々の復習テストの点数が高い生徒の方が、合格率が高いため、私は基礎力診断テストの成績は気にしません。それよりも、授業内容をどれだけ理解したか、復習テストで結果を残したかの方を重視しています。

中村僕は一番下のクラスからスタートしたため、復習テストの結果が張り出されるたびに、上のクラスの人たちを超えたいと、闘志を燃やしていました。こうした日々のテストで競争心を高められるのも、少人数クラス制の良さだと思います。

杉本最初は復習テストにそれほどまじめには取り組んでいませんでした。しかし、まじめにできないままの人間は医師には向かないということを、ここで思い知らされました。復習テストを通して自分を変えることができたように思います。

浪人1年目で合格杉本 卓弥 さん(杏林大学医学部1年)

英語は文法を重視
理科は基礎を完璧に

亀井数学以外の教科では、どのような勉強が印象に残っていますか。

山下英語の先生から、スティーブ・ジョブスの有名なスピーチを覚えるように言われたことがありました。どんな意味があるのかと思いつつ暗記したのですが、実は重要な文法がいくつも含まれており、それがスーッと頭に入ったことで、受験にも通じるものがありました。

亀井医学部入試の英語では、文法は落とせません。ですから、メディカでは、まずは文法を固めることを重視しています。単語テストも毎週300題を課し、生徒同士で交換して採点することで、単語力を伸ばす工夫も行っています。

杉本化学は、入学時の基礎力診断テストでも100点満点で4点(笑)。ですから、ずっと先生に相談し続け、基本的な内容だけを完璧に理解するようにとの指導を忠実に守っていたところ、10月くらいから急に伸び始めました。ずっと勉強した結果がテストの点に結びつかなかったのですが、あるとき「これだけわかっていればもう大丈夫」と化学の先生に言われたことをきっかけに、苦手意識を払拭することができました。

中村あまり勧められる勉強法ではないかもしれませんが、高校時代の蓄積がほとんどなかった僕は、化学と物理に関しては、復習テストの問題と解答をほぼ暗記するようにしていました。それを1年間も続けると、ある種の型が分かってきて、入試問題も、どれを組み合わせば解けるのか見えてきました。亀井先生がおっしゃる「書いて、真似て、理解する」を、理科では僕なりに実践していたのかもしれません。

亀井数学は範囲が広いのでそうはいきませんが、理科に関してはそれが可能なのです。短期間で間に合わせるという意味では、有効な方法の一つではないかと思います。

二次突破力を養成する
面接・小論文の年間指導

亀井メディカでは、年間通して面接・小論文の指導を行っていますが、どのような効果がありましたか。

杉本ある大学の入試で、面接官の態度や姿勢についしかめ面が出てしまい、一発不合格に(笑)。亀井先生から「面接中は、何があってもニコニコしていなさい」と言われたことは、こういうことだったのかと(笑)。すぐに反省して、次につなげました。

亀井どんな患者さんに対しても、医師は動揺したり、表情に出したりしない姿勢が大切ですから、その辺りを見ているのだと思います。メディカの面接の授業では、机と椅子を置いて、入室から退出までビデオを回し、後から全員でチェックし、一人ひとりにアドバイスしています。

山下圧迫面接だと泣きそうになってしまうため、亀井先生にお願いして、圧力を若干高くしてもらい(笑)、泣かないように練習したことを覚えています。ビデオを見ることで、普段の自分がどんな表情で話しているかわかり、無意識の仕草などにも気づくことができました。

中村面接も小論文も通年で授業があるため、面接では自分の話すべき内容を十分に準備できました。小論文に関しても、毎週800字の小論文を提出し続けたことで、書く力をかなり養うことができたと思います。

浪人1年目で合格中村 孝祐 さん(東京慈恵会医科大学1年)

受験生活を支える
オープンな雰囲気

亀井メディカではあえて講師室を設けず、オープンにしています。その結果、かなり生徒と講師の距離が近くなっていると思いますが、いかがでしたか。

杉本化学は独力では絶対に無理だと思い、最初から講師に完全に頼るつもりでした(笑)。気軽に、すぐに質問できる環境があったのは本当にありがたかったです。

中村夏の強化勉強会でのバーベキューを覚えています。亀井先生が肉を焼いてくれましたが、そういうアットホームな雰囲気がメディカ全体に漂っていることが、勉強のしやすさにつながっているのだと思います。

亀井国立ハンセン病療養所の研修会とか、救急救命の講習会など、多彩な企画も行っています。

山下国立ハンセン病療養所の研修会では、自分の無知を恥じると同時に、見た目や固定観念で人を評価しないという、医師にとくに強く求められる態度の必要性を強く心に刻むことができました。

杉本こうした医療体験は、面接での大きな武器になりました。一度経験したことで、リアリティを持って話すことができましたから。

中村救命救急の講習会は、自分にとって新鮮な活動でした。医療行為に近いため、医師に一歩近づいた感じがして、受験勉強へのモチベーションを高めるのにも役立ちました。

新しい情報サイト
「集中メディカ」開設

亀井最後に、医学部受験を考えている皆さんにメッセージをいただければと思います。

山下医学部に合格するには、復習が最も重要です。メディカの復習テストは、最強の復習ツールであり、本番での実践力を養うのに本当に最適でした。また、復習テストに向けた勉強に毎日取り組むことで、受験に対する漠然とした不安を感じる暇もありませんでした。結局メディカのテキストの復習しかやりませんでしたが、皆さんも、自分が信じたものをしっかりやり込んでほしいと思います。

中村医学部受験の戦い方がわからなかったような人は、豊富な情報を持つメディカのような医専予備校が最適だと思います。かなり低い成績だった僕が1年間で医学部に合格できたのは、メディカのおかげです。

杉本メディカのいいところは、個人個人をしっかり見てくれている点です。だからこそ、自分の生活をまじめに勉強するような生活に変えられたのだと思います。そういった意味では、メディカは生きる姿勢にコミットする予備校でもあると思います。

亀井情報の質と量には自信があります。大学に直接取材して得たレアな情報を受験生に還元していますから。昨年10月からは、そうした情報を発信する新しいサイト「集中メディカ」もスタートさせました。このほか、一昨年から近隣の2つのカフェと提携して、割引で食事を提供してもらうシステムを導入しましたし、昨年からは保護者の皆さんの不安にお答えするため、保護者会も開催しています。今後も、医学部受験生のためになることには全力で取り組んでいきたいと思います。

メディカ代表・数学科講師 亀井 孝祥 先生
愛知・東海高校から東京理科大学へ。卒業後、医学部予備校の数学科主任、数学部長を経て、2004年大阪にOMS(大阪メディカル進学舎)を、東京にメディカを設立。2006年、2013年に本科生全員医学部合格を果たすという実績のもと現在に至る。

※本記事は『日経メディカル/日経ビジネス/日経トップリーダー 特別版 WINTER.2020年1月〈メディカルストーリー 入試特別号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

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