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2023.01.30

【医学部専門予備校 YMS】医師の資質を育む YMSの「医のアート」

ジャパンハート 吉岡秀人医師(写真左)とYMS・OBで東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科 大村和弘医師(写真右) ジャパンハート 吉岡秀人医師(写真左)とYMS・OBで東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科 大村和弘医師(写真右)

時代と社会のニーズに合致した医療人を育成するのがYMSの使命です。医学生に求められる資質を共に考え、経験に基づく学習と動機づけを促します。

「医のアート」へのこだわり

 私たちはこれまでに何度も目にしてきました。勉強が苦手な生徒や成績が伸びなくて悩んでいた生徒が、「医のアート」の授業を受けて、やる気になり、勉強に本腰を入れるようになった姿を。

 

 将来こういう医師を目指してみるのはどうだろうかなどと、生徒の視野を少し広げてあげる。そういうことがとても効果的だと私たちは知っています。

 

 ボランティアに参加して、障害や難病に苦しんでいる人たちに触れる。興味ある研究対象と出会う。そうした体験をした生徒たちが、それまでとはまるで別人のように受験と真剣に向き合うようになっていきます。これこそが、YMSが「医のアート」にこだわる理由です。二次試験対策として有効なのは、いわば「医のアート」の副産物のようなものだと考えてください。

在宅医療現場での実習に参加 在宅医療現場での実習に参加

東京進行性筋萎縮症協会 車いす講習会 東京進行性筋萎縮症協会
車いす講習会

亀田総合病院での実習 亀田総合病院での実習

ジャパンハート カンボジアスタディツアー ジャパンハート
カンボジアスタディツアー

YMSの生徒は、毎週必ず医師という職業を考える

 「医のアート」では、まず最初に、生徒たちが医師を志す動機をしっかり自分の言葉で語れるようになるために、良い医師とは何かを皆で話し合います。また、今の医療現場が抱える課題について考え、これからの時代の医師に求められるスキルや役割などについても学んでいきます。そしてそれぞれが興味のある分野を探っていき、良い対象と出会えたら自主研究にも取り組みます。「医学部受験真っ只中の生徒がいったいどんな自主研究をしているの?」と驚かれるかもしれませんが、遺伝子医療や医療の倫理問題に興味を持って研究する者もいれば、東洋医学に関心を持ち、短期留学までする者もいます。このようにYMSの生徒たちは受験生でありながら、常に自らが医師になったときの理想の姿をイメージし続けています。そんな彼らが、付け焼き刃の志望動機や、借り物の結論が書かれた小論文に負けるはずはありません。

面接のテクニックも伝授 残った課題は担任でフォロー

 もちろん、集団討論や面接、小論文で高評価を得るための基本テクニックもしっかり指導するのでご安心ください。せっかく中身が本物なのに、テクニックを知らないせいで失敗しては元も子もありません。

未来の医療人を育むYMS

 

YMSの生徒が目指しているのは医学部合格の先にある、「自分が医者になって、困っている人たちを助けたい」「社会で役に立つ人間になりたい」という願いを達成することです。私たち、YMSはそれを全力でサポートするために、これからも「医のアート」にこだわり続けていきます。

YMS OB 坪井基浩医師 カンボジアでの活動 YMS OB 坪井基浩医師 カンボジアでの活動

「医のアート」の授業を行う意義とは

 一つには医学部を目指す生徒たちが、本当に自分は医師に向いているかどうか考えるきっかけになるという点が挙げられます。成績の良い人が医学部受験を目指すのは決して悪いことではありませんが、理系分野が得意な人が必ず良い医師になれるかというとそうではありません。実際、人とコミュニケーションをとることが苦手で、せっかく知識や技術を身につけたのに、職務上のギャップやミスマッチで悩んでいる医師は少なくないのです。「医のアート」の授業では、実際の医師の仕事がどのようなものなのかを間近に見て、体感します。さまざまな現場で活躍している医師の話を直接聞くことができます。そして自分がそれをどう思うのか、また、自分がその立場ならどうしたいのかを考え、ディスカッションしていきます。そこで生徒たちは否応なく、自分は本当に医師になりたいのかと自問することになります。自分の適性を知り、自分の得意分野、将来活躍できる分野を真剣に考える機会といえばわかりやすいでしょうか。

 

 例えば、研究者としてサイエンスを極めたいのなら医学部以外の選択肢もあるわけで、医学部に進学することが絶対ではありません。逆に、数学や物理が苦手でも、本当に医師になって病気を治したいという意思があるのなら、それは絶対、医学部を目指すべきなのです。

未来の社会に求められる人材を育成する

 それからもう㆒つ。社会が大きく変化していく中、そこで求められている人材も大きく変化しています。そうした社会的ニーズに対応しなければならない大学では、今まさに様々な改革が進んでいるわけですが、その中の一つに、人物評価重視の入試制度の導入が挙げられます。例えば、英語や小論文などでは、「考えたこと、感じたことを述べよ」といった問題が出題されます。事前に準備することが不可能なこのような課題に対して、一般の受験生は怖気づくのが普通ですが、YMSの生徒たちは普段から、「医のアート」の授業で、自分の考えをまとめ、言葉で表現する力を磨くと同時に相手の意見を聞き、さらに考察を深めることを学んでいます。つまり、「医のアート」は、未来の社会に求められる人材を育てる学びでもあるのです。これは受験生にとって今後さらに大きなアドバンテージになっていくでしょう。また医学部受験に限って言えば、「医のアート」の授業で毎週のように、自分が医師になったときの姿を具体的にイメージしてきたYMS生が、面接で他の受験生たちに劣るようなことは絶対にありません。YMSの生徒たちの二次試験合格率が高いのは決して偶然ではないのです。

◆“体験”を重視したプログラムも盛りだくさん

YMSでは、最先端の研究分野で活躍している医師や国際医療の現場で働く医師を招いて講演会を開催したり、ハンセン病療養所に見学に行ったり、海外の医療系大学に短期留学するなど、“体験”を重視した様々なプログラムが用意されています。

佐久総合病院 色平哲郎医師の講演会 佐久総合病院
色平哲郎医師の講演会

亀田総合病院 世界脳神経血管内治療学会 WFITN会長 田中美千裕医師の講演会 亀田総合病院 世界脳神経血管内治療学会
WFITN会長 田中美千裕医師の講演会

聖マリアンナ医科大学救命救急センター 北野夕佳医師の講演会 聖マリアンナ医科大学救命救急センター
北野夕佳医師の講演会

聖マリアンナ医科大学木田圭亮医師主催の健康ハートウィークにYMS生も参加 聖マリアンナ医科大学木田圭亮医師主催の
健康ハートウィークにYMS生も参加

第16回 YMS-高神大学 医療人文学シンポジウム 第16回 YMS-高神大学
医療人文学シンポジウム

※本記事は『日経ビジネス/日経トップリーダー 特別版 WINTER.2023〈メディカルストーリー 入試特別号〉(日経BP社)』に掲載されたものです。

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