医学部 塾・予備校活用ガイド
2024.01.10
【WILLナビnext 2024/医学部専門予備校に聞く 医学部に入るために 中学から知っておいた方がいいこと―メビオ―】
医学部に入るために
中学から知っておいた方がいいこと
難関の医学部入試を突破するには、中学・高校時代をどう過ごせばいいのでしょうか。その時代を先輩たちは何を考え、どう過ごしたのか、そして医学部入学までの日々は? 医学部進学予備校メビオに1年間通い、今春、医学部に合格した2人の生徒と、指導講師にお話をうかがいました。
【写真左】 巽 咲喜さん 【写真右】 塩﨑 成さん
2022年3月 帝塚山高等学校卒業 2022年3月 智弁和歌山高等学校卒業
2023年4月 近畿大学医学部に進学 2023年4月 大阪医科薬科大学医学部に進学
まずは好きなことに打ち込み 充実した中高生活を
巽さん、塩﨑さんとも幼い頃から医師の仕事に興味がありましたが、それぞれ高1のとき、医師への思いを強くするきっかけがあったそうです。
巽さんは内科の検査を受けたとき、「女性医師だったらもっと受診しやすかったのに……」と感じたことから、女性に優しい医師を志望。高校ではギターマンドリン部で活動、推薦入学を考えましたが、合格には至りませんでした。
塩﨑さんも応援団での活動が中心の高校時代でした。医師への意欲を強くしたのは、背骨を痛めて整形外科を受診したこと。二人とも「部活=やりたいことに打ち込み、やりきったことに後悔はない。充実した中学・高校生活だった」と言います。ただ、「もっと授業をちゃんと聞いておけばよかった」(巽さん)、「受験期にも自分の成績がどんどん伸びていくのを実感できた。もっと早く受験勉強を始めていたら……」(塩﨑さん)という反省もあるようです。
二人の言葉を聞いた小嶋先生は、「予備校講師としては最短で目標に到達させるのが至上命題なのですが」と前置きしながらも「真剣に部活や趣味に打ち込んでいた人は、メビオで1年間しっかりやれば医学部に合格できます。それは自分のやりたいことに対して努力をいとわず、何かをやり遂げるためのエネルギー、そして何かを成し遂げるために自ら考え工夫する力があるからです。その力は医学部入試にも、その後の人生にも必ず役立つと思います」とエールを送ります。
小嶋 洋介 先生
メビオ主任講師(化学)
医学部進学指導歴20年
京都大学工学部卒
一人ひとりに合った 勉強法や環境が大事
次に、1年間のメビオでの生活について教えてもらいました。
塩﨑さんは寮で生活。よく利用したのは予備校の自習室だったそうです。「現役時に1次試験は合格していたんです。自信になった一方、浪人時代の最初は少しダレてしまいました。そんな時に先生から国公立大受験を勧められ、改めて勉強しなければという気持ちが掻き立てられました。それからは定期的に行われる模試やテストで小さい自信を積み重ねながら勉強に集中。受験までモチベーションを持ち続け勉強できたのがよかったです」。そんな塩崎さんに小嶋先生は、「一人ひとりに最適な勉強法があり、適切に支えるのが予備校の役割です。塩﨑君は前向きな性格で、夏前に主要4教科はほぼ完成。目標を見失ってはと考え、国公立大を提案しました。結局は私立大に進学しましたが、受験までやる気をなくさず、どんどん力をつけました」と評します。
一方、巽さんは自宅から約1時間かけてメビオに通いました。小嶋先生の巽さん評は「頑張り屋さん」。難関の医学部を突破するには小手先にとらわれない真の学力と理解力をつけることが必要です。メビオではその上で大学の個性を知り尽くした講師が入試前日まで対策授業をすることで合格可能性を高めています。「メビオの授業はすごく密度が濃くて、塾の帰りの電車ではいつもぐったりしていましたが、通い続けられたのは先生方のおかげです。私は誰かに『やれ』と言われないと頑張れないところがあるのですが(笑)、メビオの先生方は本当に面倒見が良くて、逃げ出したくなった時もすぐに気づいて声をかけてくれました。また、一緒に合格をめざす仲間たちの存在も大きかったです」
医学部に合格し、医者への道を歩き始めた二人。「将来、患者さんへの思いやりあふれる、心温かい医者になってくれるのを楽しみにしています」。最後に小嶋先生はそう話してくれました。
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