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2019.06.28

【医師の仕事・環境を知ろう!】診療科の中身を徹底分析!その3

※本記事は『日経MOOK/「医学部に行く!」と決めたらまず読む本 』(2018年10月発売)に掲載されたものです。

《Study1》:診療科の中身を徹底分析!その3

 このページでは、「診療科の中身を徹底分析!その1」や「診療科の中身を徹底分析!その2」で紹介した診療科の他に、特に身近なものや特徴的なものを紹介・解説します。

■ 皮膚科

皮膚科のイメージ画像

 内臓全体を総称して五臓六腑と言うが、その次に来る12番目の臓器と言われるのが皮膚。全身の皮膚ならびに爪や毛髪まで、器具を使わずに肉眼で確認できる範囲が皮膚科の診察範囲。アトピー性皮膚炎、水虫などの感染症のほか、じんましん、火傷、イボ、かゆみといった日常的な疾患から皮膚がん、遺伝性疾患まで領域は多岐にわたり、乳幼児から高齢者まであらゆる年齢層が対象となる。
・医師数:9,102人
・最多年齢層:40~49歳
・男性:52.5%
・女性:47.5%

■ 病理診断科

病理診断科のイメージ画像

 患者から採取した検体(臓器や組織)を顕微鏡で観察し、症状の特定や進行具合などを判定、病理診断を下し、主治医に報告する。病理診断は、患者の治療方針を決める重要な行為であることから、医師が行う「医行為」であることが明確に定義されており、医師でなければ行うことはできない。診断結果は治療法を選択するうえで重要な判断材料となり、主治医はそれをもって適切な治療を行う。
・医師数:1,893人
・最多年齢層:50~59歳
・男性:73.1%
・女性:26.9%

■ 麻酔科

麻酔科のイメージ画像

 手術時の麻酔の管理のほか、術中のバイタルチェック(呼吸や血圧、心拍数などの確認)を担当する麻酔科医は、手術室でのチーム医療の一員として、患者のコンディションを見守る。また、術中だけでなく、さまざまな疾患による痛みを神経ブロックや薬物療法などにより緩和する治療も行う。そして、睡眠時無呼吸症や在宅呼吸管理を必要とする疾患に対し、呼吸管理外来を行っている医療施設もある。
・医師数:9,162人
・最多年齢層:30~39歳
・男性:61.2%
・女性:38.8%

■ 救急科

救急科のイメージ画像

 救急科専門医は、病気、ケガ、火傷や中毒などによる急病患者を診療科に関係なく診療し、特に、緊急度の高い重症患者の救命救急処置などにあたる。また、病気やケガの種類、治療の経過に応じ、適切な診療科と連携して治療を施す。さまざまな症状に対応しなければならないため、幅広い知識と迅速かつ的確な判断力が求められる。そのほか、災害現場に派遣されることもある。
・医師数:3,244人
・最多年齢層:30~39歳
・男性:87.4%
・女性:12.6%

■ 形成・美容外科

美容外科のイメージ画像

 整形外科が骨や関節など運動器官の機能改善を目的とするのに対し、形成・美容外科は病気やケガなどによって生じた身体表面の改善を目的とする。基本的には皮膚や皮下にできた腫瘍の排除、ケガや火傷、床ずれなど、治りにくい傷の治療、生まれながらの身体異常の改善、そして、痩身やしわ・たるみの軽減などを行う。骨の変形矯正や乳房再建なども担当する。
・医師数:3,115人
・最多年齢層:30~39歳
・男性:71.4%
・女性:28.6%

■ 臨床検査科

臨床検査科のイメージ画像

 臨床検査には、血液、尿、便などの成分を調べる検体検査と心電図や脳波などを語べる生理検査、レントゲンやMRIなどの画像診断がある。通常は臨床検査技師が後査を行い、臨床検査専門医が検査のプロセスや結果を管理し、臨床部分を判断することが多い。臨床検査は患者の病気診断・治療・早期発見・予防に不可欠な手段の一つとして、チーム医療の一端を担っている。
・医師数:613人
・最多年齢層:50~59歳
・男性:79.6%
・女性:20.4%

■ 泌尿器科

泌尿器科のイメージ画像

 腎織、尿道、膀胱など、尿をつくり出し、体外に排出するまでの「尿路」が対象。各部位のがんや前立腺肥大症、膀胱炎、尿路結石などのほか、精巣など男性生殖器の不全・疾患も扱う。がん治療には、手術で病巣を切除する外科療法、放射線を病巣にあてて腫瘍細胞を死滅させる放射線治療、内分泌治療薬、分子標的治療薬、抗がん剤など、薬剤による薬物療法があり、適切な療法が選べる。
・医師数:7,062人
・最多年齢層:40~49歳
・男性:94.3%
・女性:5.7%

■ 脳神経外科

脳神経外科のイメージ画像

 脳、脊髄、末梢神経およびその付属器官(血管、骨、筋肉など)の疾患を対象として、腫瘍、血管腫、脳動脈瘤、脳出血、東部外傷などを取り扱う。脳神経外科的疾患とその治療方法に関しては、脳の特殊性ということに対する認識が必要。近年、神経細胞の再生能、すなわち神経幹細胞の存在が注目を浴びており、将来の治療や診断法、検査装置の進歩が著しい分野の一つでもある。
・医師数:7,360人
・最多年齢層:50~59歳
・男性:94.5%
・女性:5.5%

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