医学部入試情報
2017.10.17
2018年度の医学部の入学定員を発表・・・・・・文部科学省【受験ニュース】
文部科学省は、2018年度の国公立81大学の医学部の入学定員の計画を発表した。これによると、医学部定員の総数は2017年度より1名減の9,419人となる。
医学部の定員は1997年の閣議決定により、2007年までの約10年間は7,625人で抑制されてきた。しかし、地方での医師の不足、また偏在などにより2007年に「緊急医師確保対策」が制定、全国の都道府県に原則5名の定員を増員することとなった。このため医学部定員は7,793人まで増えた。さらに2009年は「経済財政改革の基本方針2008」を踏まえ8,486人に増員。2010年~2017年は地域の医師確保、研究医養成等の観点から毎年臨時の定員増を図り、2017年には臨時の定員増が317人まで増えた。さらに2016年に東北医科薬科大学(100人)、2017年には国際医療福祉大学(140人)の新規開設もあり、医学部の定員は2017年度には一気に9,420名まで増えた。
2017年度で終了する予定であった臨時定員増は、「新医師確保総合政策」「緊急医師対策法」によって2019年まで「地域枠入試」として続けることとなった。
なお、各大学の入学定員は以下の表のとおり。