医学部入試情報
2019.11.18
2020年度の医学部の入学定員90人減少・・・・・地域枠削減で
文部科学省は2020年度の国公私立大学医学部全体の入学医定員を9,330人にすると発表した。これは2019年から90人の減少となる。
先に行われた文科省の調査によって、卒業後に地元で一定期間勤務することを条件として、都道府県が奨学金を貸与する「地域枠入試」での欠員が多く、過去11年間で2,600人分の定員が埋まっていなかったことが判明した。大学は埋まらなかった分を勤務地に制限のない「一般入試枠」として入学させていた。これは地方の医師不足解消をめざしてスタートした地域枠の趣旨に反する事態だとして、今回の定員減に繋がった。
減少枠が大きかったのは、東北大学が前年比19人減、山形大学が15人減、旭川医科大学が12人減となった。一方、鹿児島大学は地域枠で3人増となった。