3月16日、厚生労働省は2月に実施された第114回の医師国家試験の合格者を発表した。
今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、会場での合格者の掲示を中止し、午後2時から厚生労働省Webサイト上で合格者の受験地と受験番号を掲示し、受験者へ合否を書面で通知する方法をとった。
今回の受験者総数は10,140人、合格者は9,341人で、合格者が前年を更新し過去最多となった。合格率は前年より3.1%高い92.1%であった。新卒・既卒別の合格率は、新卒が94.9%で前年より2.5%増、既卒の合格率は69.2%で前年比12.4%増であった。
| 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
新卒者 | 9,317 | 9,044 | 8,583 | 94.9% |
既卒者 | 1,145 | 1,096 | 758 | 69.2% |
全体 | 10,462 | 10,140 | 9,341 | 92.1% |
また、男女別の合格率は男性合格率91.2%、女性94.0%。合格者の男女比では、男性66.4%、女性33.6%となった。男性は前年より0.4%減となった。
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
男性 | 6,806 | 6,206 | 91.2% |
女性 | 3,334 | 3,135 | 94.0% |
男性比率 | 67.1% | 66.4% | - |
女性比率 | 32.9% | 33.6% | - |
大学別の合格率では、自治医科大学・大阪医科大学・産業医科大学が100%の合格率でトップとなった。自治医科大学に関しては8年連続トップであった。今年は上位に国公立もランクインした。国公私立大別の合格率は、国立大92.8%、公立大95.4%、私立大93.3%であった。前年80%台に下がった私立大学の合格率は、今年は90%台に上がった。
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